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2022左義長まつり ~近江八幡ええとこ日記①~
近江八幡で働くようになってから、多くの歴史的な名所や観光情報に出会いました。
その度に、こんな素敵な場所があるのか!こんな伝統があるのか!という驚きがあり、近江八幡という土地の面白さにふれてきました。
それを取り上げる機会として、”近江八幡ええとこ日記”と銘打って、これからシリーズで発信していきたいと思います。
第一弾として、以前にもご紹介した、近江八幡の左義長まつりの「けんか」をピックアップします。
まつり一番の盛り上がりを見せるという、左義長同士の組みあわせ「けんか」は左義長まつりの2日目(2022年は3月13日)、日牟禮八幡宮拝殿で行われます。
初めて見に行ったのですが、普段は静謐な雰囲気が漂う八幡宮は人の波、波、波。。。
観光客や法被を着た華やかな装いの人々で溢れていました。
赤紙で飾られた、6メートルはあろうかという大型の左義長が、あちこちで”けんか”を行う光景はとてもダイナミック。
踊り子と呼ばれる持ち手の若者達が掛け声をかけながら、左義長同士が激しくぶつかり合います。
大勢の踊り子が動くと砂埃が立ち、傍まで近づくとギシギシと左義長のきしむ音が聞こえます。
ぐらぐらと左義長が倒れる様は、事前に聞いていた通り圧巻の迫力でした。
けんかの末に崩れかけたダシを見て”あの見事な虎が無残な姿に・・”と残念な気持ちになりますが、夜の「左義長奉火」に間に合うように、各奉納町が急ピッチで修復にかかるのだそうです。
そんなところからも、旧市街の人々の強い団結力を感じます。
今年は新型コロナウイルスの影響で露店の出店がなかったこともあり、例年よりも人出が少ないそうですが、それでも汗を流して組み合う人、それを嬉しそうに見守る人々を見ていると、左義長まつりをとても大切に思っている、地元の方の熱い、強い思いを感じました。
左義長まつり2日目、クライマックス「左義長奉火」の様子