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「OHプラザ船木」 近隣施設のご紹介④



6月上旬から6月20日頃は、24節季の「芒種」(ぼうしゅ)にあたります。

「芒種」とは、米や麦など、穂の出る穀物の種をまく頃という意味で、稲の品種改良の進んでいなかった昔は、気温が安定してくるこの芒種の頃に田植えを行っていたようです。

先週日本各地で梅雨入りの発表がありました。

連日の雨で湿度や気温が高くなり、ついうつうつとした気持ちになってしまいますが、日ごとにぐんぐん育つ植物からは、力強い生命力を感じます。



今回は以前インフォメーションでご紹介した、左義長まつりや、八幡祭の舞台となる、日牟禮八幡宮をご紹介したいと思います。

日牟禮八幡宮は(ひむれはちまんぐう)と読み、近江八幡の人々からは”お宮さん”、”八幡さま”と呼ばれ古くから親しまれています。

八幡さまが祀られていたことが、「近江八幡」という土地の由来になったと言われているそうです。

伝記では第13代成務天皇が即位された131年に、地主神である大嶋大神を祀られたのが鎮座の始めとされ、その後991年に宇佐八幡宮のご神霊を歓進したと伝わっているそうです。

130年頃といえば弥生時代にあたる頃でしょうか。太古の昔から続く歴史の重みを感じます。



滋賀県の指定有形文化財である木造明神鳥居をくぐると、楼門前の通り一帯が境内という広大な神域が広がっています。

参道に足を踏み入れると空気が変わり、身の引き締まる思いがします。


厳かな雰囲気を漂わせる立派な楼門は、近江の守護職 佐々木六角氏によって1359年に造営されたそうです。



門の内部にも見事な彫刻が施されています。




門をくぐると見えてくるのが拝殿です。

鎌倉時代の初期に源頼朝が近江の守護職、佐々木六角に命じて造営し、その後何度かの改築を重ねて今の姿を残しているそうです。


拝殿脇の階段を進むと、いよいよ本殿です。

重厚な印象の歴史的な建造物です。

991年に創建され、何度かの修復・造替を経て、先の屋根瓦葺の際に銅版葺となったそうです。

御祭神として、応神天皇の御神霊「譽田別尊」(ほむだわけのみこと)

その母親である神功皇后の御神霊「息長足姫尊」(おきながたらしひめのみこと)

三姫神の御神霊、「比賣神」(ひめがみ)

が祀られているそうです。


本殿のすぐ横には大木が立ち並ぶ小道があり、境内社が祀られています。



緑に囲まれた境内で参拝し、心身が癒されパワーをもらえるような気持ちになれました。

日牟禮八幡宮は観光地という顔もありますが、祭りの舞台であったり、散歩を楽しむ方がいたり、月に1度骨董市なども行われているなど地元の方に愛される、生活に根付いた場所でもあるようです。

OHプラザ船木からは距離にして1㎞ほど、徒歩12分で日牟禮八幡宮に向かうことができます。

次回は日牟禮八幡宮境内の周辺スポットをご紹介したいと思います。

(参考:日牟禮八幡宮社務所HP https://himure.jp/)